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森を抜けると、大きな湖に出た。
湖のそばに魔女の家があるのかな?
あたりを見回したが、それらしい物は無く…
「こっちだよ」
と女の子が言った。
え?!
もしかして、魔女の家って…湖の中?!
ドン!
いきなり背中を突き飛ばされて、俺は湖に…
うわ〜!!
…意外と、
20〜30cmくらいの深さだった☆思ったよりはるかに浅い。
「森で竜のよだれ臭させてるヤツなんて居ない」
ぶっきらぼうに。
「だからって、いきなり突き飛ばさなくても…」
顔を上げて…
女の子は湖の中で脱いだ服を洗っていた。
真っ白な長い髪に白い肌。真っ赤な瞳。
薄っすらと膨らんだ胸……
ハッと我に返り目をそらす。
「お・おまえ、人前でナニは・はだかに〜◯×△◻︎……☆」
俺が言葉にならないくらい焦ってると、
「生き物にはそれぞれテリトリーがある。それを乱しちゃダメなんだぞ」
「人前…って、
おまえ、人なのか?」
はぁ?!
って、前かがみで俺を覗き込むなよ!
自分の手で目を覆いながら…小ちゃな胸から目が離せない〜。
「あっ、でも、
森にはレティの魔法で人は入れないって云ってた」
レティ。
確か森の魔女の名前は、レティシアとか云ってたな。
じゃ、やっぱりこの子は魔女の知合いなんだ。
「俺は森に入れたぞ。
それにおまえだって"人"だろ?」
俺の問いに
風に揺れる木々の葉音と湖面に揺れる水音。。。
ポツリと彼女は云った。
「ボクは、アメル
森の子だ」
ザッと風が木々の葉を揺らした。
彼女の赤い瞳が少しくもったように見えた。
見てるのは顔だからな!!
彼女、アメルは、
白い長い髪と白い肌、小さな唇が赤く、瞳だけが存在を主張するかのように鮮やかに赤く、
人形のように整っているが、ほんのり頬に赤みを帯びて、
俺より3つ4つ、もっと年下かな。
小さいのに胸が柔らかそうに小さくふくらんで、先がほんのり桜色で。。。
見てないから!!
違うから!
凝視なんてしてないから!
俺は、ギュッと目を瞑った。